| フルフル輝きインタビュー |
 |
| 色彩は心の言葉 |
 |
 |
 |
| カラーアナリスト |
| 泉 令子 さん |
 |
泉令子(いずみ・れいこ)
京都生まれ、同志社大学卒。日本舞踊やヨーガの指導をするかたわら、各種セミナーやイベントをプロデュース。1989年に京都でカラースタジオを開設。京都新聞文化センター、NHK京都文化センター、東京商工会議所カラーコーディネーター検定認定などで講師を務める。現在、(株)アークカラープロジェクト代表、日本色彩学会会員、日本流行色協会会員、NPO日本パーソナルカラー協会会員。スタジオでもパーソナルカラーアドバイスやカラーアナリスト養成講座を開講している。
|
|
|
 |
可愛らしい感じ、爽やかな印象、落ち着いた雰囲気など、色は組み合わせ次第でさまざまなイメージを与える力を持っています。似合う色を探して、自分らしいおしゃれを楽しんだり、部屋を心地よく演出したり。
カラーアナリストの泉令子さんは、講演や講座を通じて、色をライフスタイルに積極的に取り入れる楽しさを伝えておられます。 |
 |
| 豊かな感性は色々の日々に |
 |
私と色の出合いは、子どものころより習っていた日本舞踊でしょうか。舞台衣装やかんざしの色合いにとても関心があり、大好きでした。結婚して、子育ての中にも自然と色を取り入れていたようです。例えば、娘が小さいとき、ピアノの練習でぎこちなく弾いているので、「その曲はどんな色?」と曲のイメージを色で楽譜にぬらせました。娘は黄色で表現したので、「いまの弾き方ではお母さんには黄色の感じが伝わらへんわ」というと音色が変わったのです。娘は黄色という印象を自分の中で想像したのでしょう。色をイメージする感性は、子どもも大人も豊かに生きるにとても大事なことなのです。
でも意外と大人は色を見ていません。町には色が溢れているのに感じていないのです。子どもは青色はと聞くとすぐに空や海を連想して素直に反応します。でも大人に「黄色から連想するものは?」と聞いてもすぐには出てこない。色を認識していないので、関心や感動も生まれていないのです。でも色を「見る」と、社会のいろんな仕掛けや意味も見える。私はカラーアナリストとして多くの人にそんな気づきのチャンスを広めたいとこの道に進みました。
|
| |
 |
| 色から見えるいろんなこと |
 |
ドラマにも色は計算されて演出されています。韓流ブームとなった「冬のソナタ」の主人公チュンサンは最初は黒っぽい衣装ですが、ユジンと出会ってからマフラーにオレンジ色が入ります。ユジンは最初は黄色のオーバーにピンクの手袋で楽しさ一杯ですが、悲劇が起こってからは紺やグレーの服装に。視聴者はセリフや演技の前に、すでに色で「楽しそう」「寂しそう」を心理的に認識させられているのです。
そんな「楽しい」「哀しい」「懐かしい」など、言葉に合わせて配色を考えたとき、それをイメージする色は人それぞれです。その人の生きてきた背景が違うので、イメージする色合いも違う。つまり、色は人生までも伝えます。ある方が、普段は身につけないのに、リラックスする色にはオレンジが浮かぶことに不思議がっておられました。ある日、実家に柿の木がたくさんあったことに気づき、オレンジは彼女がホッとできる場所、心地を表現する色だったのです。もう一人、インテリアコーディネーターの女性は仕事柄、いつも紺か黒のスーツですが、好きな色といえばピンク。これもなぜピンクなのかわからなかったそうですが、彼女の実家は桃園をされていて、幼少の頃は収穫を手伝ったりしたそうです。しんどかったそうですが、桃の色がふるさとの落ち着く色として身についていたのでしょう。
想い出のある情景には必ず色があり、そして色は、自分の知らなかった一面も発見させてくれます。私の受講の中でそんな気づきをした方がたくさんおられます。
|
| |
 |
| 自分らしい色を咲かせましょう |
 |
年を重ねるほどに選ぶ色は固定しがち。でも好きな色と似合う色が必ずしも同じとは限りません。好きな色はその時々、心が求める色なので変化します。でも似合う色(パーソナルカラー)は生涯変わらないのです。
パーソナルカラー診断はその人の生まれ持った個性(目、肌、髪の色と骨格)を基準に、色のドレープ(テストカラー)で客観的に分析します。
以前はよく着ていた色なのになぜか最近は着にくい、疲れて見える。そんな経験はありませんか。それは本当にその人に似合っている色ではないということです。若さでカバーできて着られていただけ。本当に似合う色とは、いくつになってもその人を素敵に輝かせてくれる色なのです。
例えば赤が苦手、私には似合わないと思い込む人がいますが、それは似合う赤を知らないだけ。一口に赤といってもいろいろ。その人に似合う赤を見つけたら、服装に幅ができ、服選びも楽しく自信も持てます。無難だからとよく選ばれる黒も、引き締めてくれる効果と同時に、重苦しさや威圧を感じさせることも含まれるので、気を付けて使わないとその人の印象をマイナスにしてしまうことも多々あります。でもそんなことに気づいていない人がほとんどなのです。
あるセミナーで高齢の方が、赤いネックレスをつけると顔の表情が明るくなり、「私もこんな色が似合うのね」ととても喜ばれたことがありました。またある人は人生がつまらない、子育ても一段落して、なにをしたらいいのかわからないという悩みを持っておられましたが、パーソナルカラー診断を受けられて、自分がこんなに輝ける色があること、色のことからいろんなことが感じられ、みつめられるようになったと気づかれ、とても明るく前向きになった人もいます。
色を通してその人がよりステキになられることが私の喜び。今後もその人らしい色で人生の花を咲かせるきっかけを伝えていきたいと思っています。
|
|
 |
○パーソナルカラー診断については
アークカラープロジェクト 電話 075-365-2335
○カルチャーセンター案内
京都新聞文化センター(パーソナルカラー特別診断) 電話 075-213-8141
NHK文化センター(パーソナルカラー基礎講座) 電話 075-343-5522 |